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広島大との共同研究が環境省「環境研究総合推進」の新規課題に採択

当社が広島大学大学院工学研究科化学工学専攻の都留稔了教授との共同研究で提案した「水蒸気回収膜を用いた新規な環境配慮型廃棄物処理システムの実証」が、環境省の「令和2年度環境研究総合推進費」の環境問題対応型研究(個別又は複数の環境問題の解決に資する研究プロジェクト)区分の課題として採択されました。廃棄物処理施設の研究では唯一の採択で、排ガス中の水蒸気を回収するという世界的にも実例がないものです。煙突からの白煙防止や排ガスからの熱回収など環境保全に貢献する技術です。

研究の目的は、廃棄物中の水分を水蒸気回収膜を用いて排ガス中から回収し、プラント用水として再利用するシステムの開発です。都留稔了教授を研究代表者に、広島大学が水蒸気回収膜の開発と透過性評価を行い、当社が実際のガスを用いた実証試験による評価を担当します。研究期間は 2021年度までの2年間で、実用化への道筋をつける計画となっています。当社は、健全な水環境の維持・回復に資する本研究への取り組みを通じて、循環型社会形成に貢献して参ります。

[環境研究総合推進費について]
地球温暖化の防止、循環型社会の実現、自然環境との共生、環境リスク管理等による安全の確保など、持続可能な社会構築のための環境政策の推進にとって不可欠な科学的知見の集積及び技術開発の促進を目的として、環境分野のほぼ全領域にわたる研究開発の資金を援助する制度。環境問題対応型研究▽課題調査型研究▽戦略的研究の6区分があり、環境省が研究テーマ(行政ニーズ)を提示して公募を行い、広く産学官の研究機関の研究者から提案を募り、評価委員会及び分野毎の研究部会の審査を経て採択される環境政策貢献型の競争的資金です。
(出所:独立行政法人環境再生保全機構ホームページ https://www.erca.go.jp/suishinhi/