plantec プランテック

設計部 計画設計担当 係長 2010年入社

掃部 宏文

HIROFUMI KAMON

生物資源環境学部環境科学科卒

新技術の研究は、どうやるの?

世界初の「バーチカル炉」を実用化し、特許件数が150件余りを数えるプランテックは、国内のさまざまな大学と共同で、未来を見据えた先端技術の研究に取り組んでいます。研究を担当するのは、設計部の技術者たち。計画設計が本来の仕事である私も、東北大学と共同で「TPV発電(熱光起電力発電)を用いた廃棄物発電技術の開発」について共同研究しています。本技術は、燃焼ガスから放射される輻射光を光源として、光電変換セルで電気をつくる新しい発電技術。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「新エネルギー技術革新支援事業」にも採択され、期待が集まっています。研究は、現在第2段階の「フェーズB」。実際に稼働中の焼却炉に試験ユニットを取り付け、発電性能と耐久性を検証します。

2020年1月には、フェーズAの成果を業界団体の研究会で論文発表しました。実用化までにはまだ多くの壁があるものの、成功すれば、ボイラー発電が難しかった中小規模の焼却炉でも廃熱利用の発電が可能となり、当社のビジネスチャンスを大きく広げます。責任は重大。でも、だからといってプレッシャーがかかるわけでもなく、肩の力を抜いて研究にチャレンジできるのはプランテックならではです。TPV発電は、焼却炉の分野ではまったくの未開拓の技術。設計の仕事をしながら、そんな夢のある技術開発にも携われるのは、理系人間にとってこの上ない喜びです。

一日のスケジュール

08:50
出社。メールチェック。
09:00
営業部と公共施設の新規案件について打合せ
11:00
要求仕様に沿って基本プランを考える。
12:00
昼食
13:00
共同研究先の先生と、実験内容についてメールで意見交換。
15:00
実証実験のための現場出張を翌日に控え、準備にあたる。
17:30
依頼書作成。残務整理。